1971年に大学を卒業後、大手メーカーで営業職に就くが、厳しいノルマと飛び込み営業の環境に疑問を抱き始める。この時期、海外取引と貿易事業に関心があり、大同商事からスカウトされ、新たな挑戦に向けて転職を決意する。
大同商事入社時、同社は主力メンバーの退職による売上の低下に苦しんでいた。しかし、松くい虫の被害への対応として薬剤の販売に着手し、新しいビジネスチャンスをつかむ。林野庁との連携を強化しながら、森林管理を専門とする事業の拡充に成功。
1994年代表取締役社長に就任。以降、森林ビジネスに専念し、事業を拡大し続けている。
2023年代表取締役会長に就任。
趣味:ゴルフ・スキー
大同商事は、「山の商社」として、農薬を中心に森林ビジネスをトータルに展開しています。農薬の使用には誤解がありますが、環境への負担を最小限に抑えるために、使用前に徹底的な検証を行います。実際、農薬を使わない場合、山が崩壊するリスクがあります。大同商事の森林ビジネスとは、木を植える以外の雑草管理や害獣対策を含む山全体を守っていく事業なのです。
当社は来期で設立70周年を迎え、長年にわたり築いたネットワークとノウハウで、業界をリードしてきました。当社の強みは、ただ農薬を販売するのではなく、現場のニーズに耳を傾け、それに基づいてメーカーと共にオリジナル商品を開発していることです。この現場のニーズに対応した商品開発は、大同商事の森林ビジネスが拡大している大きなポイントだと思います。
山は空気を浄化し、水質を向上させるなど、環境保全において重要な役割を果たしています。将来の事業展開では、森林保護の規模を拡大し、山の頂上から里山まで、各々の森林が持つ役割を理解し、山全体をトータルで管理していきます。特に今、注目しているのは獣害対策です。これは今後の大きなビジネスチャンスと捉えています。
森林は循環する生態系であり、私たちはこれを守るための商品開発をし、提供し続けることで、持続可能な社会貢献を果たしていきたいと考えています。
日本に山がある限り、私たちの森林ビジネスは今後もなくなることはありません。そして、環境意識の高まりなどから、さらに拡大していくマーケットでもあります。山の多機能性を守ることで、環境と社会に対する責任を果たしていきます。
まずは自分の目標を持っている人です。
目標を持つことは、仕事を通じて自分自身を成長させていくことができます。自ら学び、考え、そして仕事を自分自身で組み立てることができる方がいいでね。
そして協調性のある人です。
私自身、新卒で入社した会社の過度なノルマに直面し、そのような環境では自分自身の成長ができないと感じました。その経験から、大同商事では売上のノルマというのはありません。
私たちは組織としての成長を目指し、協力し合いながら事業を拡大しています。売上の分析や定期的なミーティングを通じて情報を共有し、お互いのスキルアップを図ることで、ノルマが無くても成果があがる組織を築いています。
単に仕事ができるだけでなく、チームワークを大切にする協調性のある方を求めています。
次に勉強熱心な人です。
当社の主な商品は、森林に関連する薬剤、農薬、資材などです。これらは単にカタログで販売するような商品ではなく、多くの知識と現場ごとにそれぞれに適した提案が求められます。
最低でも最初の1年間は先輩社員がOJTでサポートします。必死に勉強と経験を積んできただき、早く独り立ちしていただきたいと思います。その後は、徐々に担当エリアを任せていきます。
また、当社の営業スタイルに合う人です。
当社のルートセールスは一般的な営業のイメージとは全く異なると思います。
移動手段は主に車で、山間部への長距離移動が多く、年間3万キロ以上の運転が普通です。そして、地方の山が現場になるため、出張が多く、平日はほぼビジネスホテルでの宿泊となります。
最後に、一番大事なのが「山が好きな人」。
山の中での仕事が多いので、山が嫌いだったら困ります。山からの景色を見て感動したり、頂上まで登った時の空気や水を美味しいと思えるような人が良いですね。
そして、日本の山・森林を守っていこうと思える方からご応募いただきたいです。
私たち大同商事は、間もなく70周年を迎えます。皆さんには、この会社を次の80年、100年へと繋げていく役割を担ってほしいと思っています。
この森林ビジネスが今後さらに拡大していくために、若い才能や新しいアイデアを求めています。そして、仕事をしていく上では階層や年齢を超えた一体感で仕事を進め、それぞれの貢献を大切にしています。
新たな時代に対応し、共に新しいチャレンジに取り組み、成長していける仲間を探しています。80年、100年後も成長し続ける大同商事を、皆さんと一緒に作り上げたいと思っています。